愛知県小牧市にある「間々観音(ままかんのん)」は日本唯一の「お乳の寺」として知られ、地元では「間々乳観音」や「おっぱい寺」とも呼ばれています。
 
その名の通り授乳やバストアップなど、お乳に関するご利益があり、境内にはおっぱいを模したお手水(ちょうず)や絵馬などが並ぶ、視覚的なインパクトも抜群の人気のお寺です。
 
 

Photo by.Nao Iizuka is licensed under CC BY 2.0

 
 

目次

  • 間々観音の歴史
  • バストアップや授乳を祈願!間々観音のご利益
  • おっぱいがいっぱい!?間々観音の境内がスゴい
  • 間々観音は全国から女性が訪れる人気のお寺
  • 間々観音へのアクセス

 
 

間々観音の歴史

 
 

 
 
間々観音は尾張三十三観音の第二十四番札所であり、同時に尾張西国三十三観音の第五番札所でもある浄土宗の寺院です。正式な寺号は「龍音寺(りゅうおんじ)」。創建は1492年。
元々は霊峰である小牧山中にありましたが、安土桃山時代に現在の間々本町(ままほんまち)にうつされました。つまり「間々」は地名に由来するもので、「ママ」と同じ読みなのは偶然。
 
ご本尊である千手観音像は、弘法大師空海自らが作り上げたものとされています。授乳のご利益があり、古くから「間々乳観音」と呼ばれて信仰を集めてきました。
江戸時代初期には「乳の霊験あらたかにして参詣の人跡をたたず」という記述が見られ、その人気がうかがえます。
 
 

バストアップや授乳を祈願!間々観音のご利益

 
 

 
 
間々観音がお乳の寺と呼ばれるようになったのは、室町時代の伝説に由来します。
 
ある村に赤ん坊を抱えた母親がいたのですが、夫に先立たれて金もなく、お乳が出ずに困っていました。しかし限界に達した母親が、「どうせ死ぬなら」と小牧山の観音様(間々観音)に死後の安楽を祈り続けたところ、急にお乳があふれ出てきたというのです。母親はその乳で我が子を育て、さらに村の貧しい赤子にも乳を分けたといいます。
 
こうして授乳や安産祈願のご利益を求める女性が全国から間々観音に訪れるようになりました。現在では乳房に関する病気の治癒やバストアップ、恋愛、子育てなどにもご利益があるとされ、人気はさらに上昇中です。
 
 

おっぱいがいっぱい!?間々観音の境内がスゴい

 
 

Photo by.Nao Iizuka is licensed under CC BY 2.0

 
 
日本唯一のお乳の寺として有名な間々観音ですが、なによりインパクトがあるのはその境内やお守り。
中に入るとすぐに、お乳をかたどった大きな手水場が目に入ります。こちらはセンサー式になっており、人が近づくと乳首から水が流れ出る仕組みになっています。
 
他にも線香立てや絵馬、鈴、お守りなどあらゆるものがおっぱいの形をしています。地元では「おっぱい寺」と呼ばれているのも納得ですね。絵馬などは間々観音の公式ホームページでも公開されていますので、興味のある方はぜひアクセスしてみてください。
 
 

間々観音は全国から女性が訪れる人気のお寺


 
 
間々観音の境内やお守りはどれもインパクト抜群で驚きますが、それだけ授乳は母親にとって昔から切実な悩みだったのでしょう。
 
現在の参拝者は学生からカップル、妊婦さん、子連れの親子など様々です。おっぱいや授乳に関する、人に言えない悩みを抱えている方は多くいらっしゃると思います。そんな時は一度、間々観音へ行かれてみてはいかがでしょうか。
 
 

間々観音へのアクセス

 
◆所在地
〒485-0048 愛知県小牧市間々本町152

◆電話番号:0568-73-6173

◆アクセス
≪電車/バス≫
名古屋駅 名鉄バス(高速バス)より「桃花台東行き」「間々乳観音前」下車 徒歩8分
小牧駅 名鉄バスより「小牧市役所経由岩倉駅行き」「間々乳観音前」下車 徒歩8分
小牧巡回バス(路線バス)より「間々乳観音前」下車 徒歩8分
 
≪車≫
東名・名神高速道路「小牧IC」下車、国道41号線 名古屋方面、間々本町 交差点 左折、間々観音前 交差点 左折、正面(山門)右側 駐車場入り口
名古屋高速 小牧線「小牧南」下車、国道41号線犬山方面、間々本町 交差点 右折、間々観音前 交差点 左折、正面(山門)右側 駐車場入り口
※駐車場:14台
 
◆正式名称:飛車山龍音寺
 
◆開門時間:7:30~17:30
 
◆ご本尊/宗派:千手観音/浄土宗
 
公式サイト:https://mamakannon.wixsite.com/index
 
(夏藤涼太/ライター)
 
 

Webライター/シナリオライター。

 

「日々にロマンを。毎日を豊かに。日常を非日常に」をテーマに、日本文化や歴史に神社仏閣、オカルトネタにサブカルチャー、シナリオライティングまで広く深く執筆しています。学生時代の専攻は民俗学。

 

◇twitter:@hondobo
◇blog:http://donotlife.blog.jp

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