愛知県岡崎市といえば、徳川家康誕生の地として、徳川家にゆかりのある寺社や史跡が多い街。明大寺町の「六所(ろくしょ)神社」もその1つです。

徳川家康の祖父が創建し、徳川家康を守る神社として極彩色かつ豪華絢爛な装飾が施された社殿は、見応え抜群で現在も大人気。地元住民からは「安産の神様」としても信仰を集めています。

 

今回は愛知県岡崎市の「六所神社」の見どころや歴史、ご利益などを紹介します。

 

目次

  • 愛知県岡崎市「六所神社」の歴史
  • 愛知県岡崎市「六所神社」の境内
  • 愛知県岡崎市「六所神社」のご利益とご祭神
  • 六所神社へのアクセス

 

愛知県岡崎市「六所神社」の歴史

 

 

愛知県岡崎市の「六所神社」は、徳川家康の祖父、松平清康が岡崎城に入城した際に創建されました。松平氏(徳川氏)発祥の地である松平郷(現在の豊田市松平町付近)にある六所神社(旧・六所大明神)から、ご祭神の勧請を受けた(神の分身を譲り受けること)のがその由緒です。

 

徳川家康誕生の際には六所神社に拝礼し、以降、六所神社は徳川家康の産土神(うぶすながみ・その者を守護する神)として江戸幕府からあつい保護を受けました。さらに3代将軍徳川家光は六所神社の改築を命じ、現在の社殿はその命令によって1636年に建立されたもの。

 

その後改築はされていませんが、1973年から2017年にかけて修復工事を行い、建立当時の美しい姿をよみがえらせました。極彩色の朱色と、豪華絢爛な装飾が施された社殿、および神供所と楼門は江戸時代初期を代表する建物として、国の重要文化財に指定されています。

 

愛知県岡崎市「六所神社」の境内

 

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愛知県岡崎市の「六所神社」は、松の並木から続く静かな参道を進み、5万石以上の大名だけ上がることを許されたという石段を登った先に鎮座しています。

 

鮮やかな朱色で塗られた社殿、黄金の龍やバラなどの幻想的な彫刻は、江戸時代からの変わらない姿で、圧倒されること間違いなし。神社は基本的には質素で飾り気のないものが多いので、極彩色で豪華絢爛な六所神社は珍しいと、多くの参拝者が全国から訪れます。

 

拝殿正面にかたどられた龍が徳川家康を、そしてその両隣に配された獅子の彫刻は徳川家光を表し、外のケガレから神を守っているようです。本殿・幣殿・拝殿の3棟の社殿、そして神供所、楼門が重要文化財に指定されているほか、83点の絵馬は岡崎市の有形民俗文化財にも指定されています。

またNHKの連続テレビ小説『純情きらり』のロケ地でもあり、朝ドラファンにも人気な神社です。

 

愛知県岡崎市「六所神社」のご利益とご祭神

 

 

愛知県岡崎市「六所神社」の主祭神は、「塩土老翁命(シオツチノオジ)」、「猿田彦命(サルタヒコノミコト)」、「事勝国勝長狭命(コトカツクニカツナガサノミコト)」の3神で、いずれも豊田市の六所神社から勧請を受けたもの。現在は、他にも12柱の神がまつられています。

 

塩土老翁命が「安産・子授けの神様」であることから、六所神社には安産・子宝のご利益があるとして、地元住民から信仰を集めています。お腹と腹帯のお祓いをする安産祈願や、種類豊富なお守りは大人気。

 

また宝くじなどにご利益があり、金運をあげるという「宝袋」のほか、いい初夢が見られるという「宝船図」を元旦限定で頒布しているなど、知る人ぞ知る開運のパワースポットでもあります。

 

六所神社へのアクセス

◆所在地
〒444-0864 愛知県岡崎市明大寺町耳取44

◆電話番号:0564-51-2930

◆アクセス
≪電車/バス≫
名鉄「東岡崎駅」南口より徒歩2分
≪車≫
東名高速道路「岡崎IC」より約10分
駐車場1(50台) 駐車場2(10台)

◆ご祭神
塩土老翁命(シオツチノオジ)
猿田彦命(サルタヒコノミコト)
事勝国勝長狭命(コトカツクニカツナガサ)」

◆主な祭事:六所神社例祭

公式サイト:http://rokushojinja.com

(夏藤涼太/ライター)

Webライター/シナリオライター。

 

「日々にロマンを。毎日を豊かに。日常を非日常に」をテーマに、日本文化や歴史に神社仏閣、オカルトネタにサブカルチャー、シナリオライティングまで広く深く執筆しています。学生時代の専攻は民俗学。

 

◇twitter:@hondobo
◇blog:http://donotlife.blog.jp

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