名古屋市の「熱田神宮(あつたじんぐう)」といえば、愛知県でもっとも人気の高い神社。

三種の神器の1つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)が祭られているとされ有名ですが、2016年から「あつた朔日市(ついたちいち)」というマルシェが開催されていることは知っていますか?

 

あつた朔日市は毎月1日限定で開催され、熱田にゆかりのある企業やお店が出店しています。中でも老舗企業4社がコラボした「あつた宮餅(みやもち)」という和菓子がとても美味しいと話題で、毎回午前中に完売してしまうほどの人気になっています。

 

 

今回は熱田神宮の歴史や特徴を解説し、「あつた朔日市」や「あつた宮餅」について紹介していきます。

 

目次

  • 熱田神宮の歴史と境内
  • 毎月1日限定!あつた朔日市とは?
  • 美味しすぎて毎回完売!あつた宮餅とは?
  • 熱田神宮へのアクセス

 

熱田神宮の歴史と境内

 

 

愛知県名古屋市の熱田区に鎮座する「熱田神宮(あつたじんぐう)」は1900年もの歴史をもつとされ、初詣には毎年200万人以上の参拝者が訪れる人気の神社です。

 

三種の神器の1つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)を携えた日本武尊(やまとたけるのみこと)が亡くなった際に、そのきさきである宮簀媛命(みやすひめのみこと)が草薙剣を熱田の地に祭ったことが、熱田神宮の始まりと伝えられています。

 

 

熱田神宮の主祭神は「熱田大神(あつたのおおかみ)」ですが、これは熱田神宮のご神体である草薙剣に宿る「天照大神(あまてらすおおみかみ)」を指すとされています。

 

6万坪もある熱田神宮の境内には、樹齢1000年を越える大クスノキや、6000点以上の宝物を収蔵する宝物館などがあって見どころ満載。そんな熱田神宮で、近年とくに話題になっているのが、「あつた朔日市」と「あつた宮餅」です。

 

毎月1日限定!あつた朔日市とは?

 

Photo by FatChuang is licensed under CC BY-NC-SA 2.0

 

熱田神宮の「あつた朔日市(ついたちいち)」について説明する前に、まずは朔日参り(ついたちまいり)のお話をしたいと思います。

 

日本では古くから、1か月間無事に過ごせた感謝と、新しい月の無病息災や家内安全、商売繁盛などを祈るために、毎月1日(朔日)に自分の住む土地の神様にお参りをしてきました。これが朔日参りです。

 

しかし現代では朔日参りを行う人も減り、また名古屋といえば「名古屋めし」や「名古屋城」ばかりが取り上げられるようになり、熱田神宮の参拝者数も一時期は減少気味でした。

 

 

そんな現状を変えようとしているのが、「あつた宮宿会(みやしゅくかい)」というまちづくり団体です。熱田を盛り上げ、その魅力を発信する活動をしています。

 

そのあつた宮宿会が朔日参りを普及させるべく、熱田神宮と協力して2016年から開催しているのが、「あつた朔日市」というマルシェ(市)です。毎月1日に熱田神宮の境内で朔日市が開かれ、熱田にゆかりのある企業やお店が多く出店し、朔日参りのきっかけ作りをしています(月によっては秋葉山円通寺で開催される場合もあります)。

 

そんなあつた朔日市で最大の名物となっているのが、「あつた宮餅」です。

 

美味しすぎて毎回完売!あつた宮餅とは?

 


出典:あつた宮宿会公式Instagram

 

あつた朔日市の名物として販売されている和菓子が、「あつた宮餅(みやもち)」です。

 

ひつまぶしで有名な「あつた蓬莱軒」と、名古屋を代表する和菓子店「きよめ餅総本家」と「亀屋芳広」、そしてほうじ茶が人気の「妙香園」という熱田の老舗4社がコラボした朔日市限定の和菓子で、朔日参りに来た方へのおもてなしの気持ちとして販売されています。

 

このあつた宮餅がとても美味しいと話題で、毎月500個が即完売となる人気商品になっています。味やデザインが月によって変わるためリピーターも多く、あつた宮餅目当てに熱田神宮に朔日参りを行う人も増えているようです。

 

 


出典:あつた宮宿会公式Instagram

 

あつた宮餅の整理券は午前10時ごろから配布されますが、午前中のうちに完売してしまう場合がほとんどなので、熱田神宮の参拝前に整理券を手に入れるのがおすすめです。参拝を終えたら、11時~12時の間に受け取りに行きましょう。

 

ぜひ皆さまも熱田神宮で朔日参りを行い、あつた朔日市のあつた宮餅を味わってみてはいかがでしょうか。

 

 

熱田神宮へのアクセス

 

◆所在地
〒456-8585 愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1

◆電話番号:052-671-4151(8:30~16:30)

◆アクセス
≪電車/バス≫
名鉄名古屋本線「神宮前」より徒歩3分
地下鉄名城線「神宮西」2番出口より徒歩7分
JR東海道本線「熱田駅」より徒歩8分
≪車≫
名古屋高速 呼続出口、白川出口、堀田出口から約10km
※駐車場:400台

◆参拝時間:自由(宝物館の公開は9:00~16:30、毎月最終水・木曜日は休業)

◆ご祭神
熱田大神(あつたのおおかみ)

◆主な祭事:熱田祭 初えびす

公式サイト:https://www.atsutajingu.or.jp

 

◆あつた朔日市の詳細

開催時間:毎月1日(9:30~14:00)

開催場所:熱田神宮境内(秋葉山円通寺で開催される場合もあり)

問い合わせ:あつた宮宿会(公式HP:http://atsuta-miyashuku.com/)

 

(夏藤涼太/ライター)

 

Webライター/シナリオライター。

 

「日々にロマンを。毎日を豊かに。日常を非日常に」をテーマに、日本文化や歴史に神社仏閣、オカルトネタにサブカルチャー、シナリオライティングまで広く深く執筆しています。学生時代の専攻は民俗学。

 

◇twitter:@hondobo
◇blog:http://donotlife.blog.jp

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