香川県の象頭山中腹に鎮座する金比羅宮(こんぴらぐう)は、日本全国に約600社ある金毘羅神社の総本宮。

さぬきのこんぴらさん」という愛称親しまれており、琴平宮とも書かれます。京都最強縁切り神社として有名な安井金比羅宮も、同じ金毘羅信仰の神社の一つです。

主なご利益は、海上安全五穀豊穣。他にも医薬・技芸・縁結び・商売繁盛など。様々なご利益を持つ神様がお祀りされています。

お参りに行った人達の声

幸せをよぶ幸福お守りは、鬱金(うこん)から取れた染料で染め上げた糸で作られているんだとか。初詣の時にはすごく混んでたけど無事にゲットできてよかった!ご利益あるといいな!

家族が海に関わる仕事をしているので海上安全のご祈願に。登るのは大変だったけど、その分ご利益がありそう!

頑張って奥の社まで登頂してきた!眺めも最高!去年の1月から奥の社で授与された天狗お守り災厄除けの効果があるんだって。

金比羅宮(こんぴらぐう)

標高521mの象頭山の中腹に建つ金比羅宮。

中でも有名なのが参道の長い石段で、本宮までは785段、奥社までは1368段あります。ご祭神には、大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇が祀られています。

由緒としてはいくつか説があるらしく、一説によると大物主命が旅の途中に設けた仮宮の跡地を、琴平神社と称して祀ったことが始まりとされています。

中世時代に本地垂迹説(ほんちすいじゃくせつ)※1の影響より仏教の金毘羅と習合し、金毘羅大権現(こんぴらだいごんげん)と名前を改め、永万元年(1165)に崇徳天皇を合祀(ごうし)※2したと言い伝えられています。その後、明治元年(1868)に神仏混淆(しんぶつこんこう)が廃止され、同年7月に宮号を与えられた際に金刀比羅宮と改称しました。

※1 本地垂迹説…神仏習合思想の一つ。
※2 合祀…幾つかの神・霊を合わせてまつること。

また、境内には様々なパワースポットのほか、貴重な文化遺産が多数納められている宝物館日本近代洋画の祖・高橋由一の作品が展示されている高橋由一館などの見どころがたくさんあります。

参拝中の休憩にぴったりなカフェレストラン「神椿」では、香川の特産品の小原紅早生みかんのコンポートや讃岐の伝統菓子・おいりを使った名物の神椿パフェや季節限定のパフェ、資生堂パーラー伝統の一品料理やコース料理も楽しむことができるので、参拝した際は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

大門

参道の階段の365段目にある大門。水戸黄門こと水戸光国の兄である松平頼重候から寄進されたもので、二層入母屋造・瓦葺の総門です。この門をくぐった先から境内となります。

石段は結構急峻なので、観光用の駕籠タクシーを利用するのもおすすめです。また参拝登山バス(要予約)も出ているので、体力に自信がない方や足腰が悪い方も安心して参拝できます。

 

本宮拝殿と旭社

天保8年に金堂として建てられた旭社。石段の628段目、本宮まであともう少しという位置にあるため、本宮と間違えてしまう方が多いそうなので、参拝される際は気を付けましょう。

旭社を超えた先に見えてくるのが、本宮拝殿です。

檜皮葺で大社関棟造りの建造物で、現存している社殿は明治11年に改築されたものです。

 

また、授与所では、金比羅宮名物の幸福の黄色いお守りをいただくことができます。

【金比羅宮とこんぴら狗 】

古来より信仰の地とされてきた金刀比羅宮ですが「こんぴら参り」が広まったのは江戸時代のことです。

当時、庶民が旅行することは禁止されていましたが、寺社仏閣への参拝の場合は許されていました。中でも伊勢神宮は人気で、お伊勢参りは庶民にとっての憧れでした。

しかし、現在のように交通が発達していない時代、江戸から社寺への参拝の旅は困難だったため、本人に代わり旅慣れた人が代理として参拝へ向かう、代参(だいさん)が盛んに行われていました。

中には、飼い主の代わりに代参した犬もいたのだそう。こんぴら狗と呼ばれたこの犬は、初穂料(お賽銭)と食費が入った「こんぴら参り」と書かれた袋を首にさげ、道中、いろんな人々に助けられながら見事、金比羅宮にたどり着いたのだそうです。

境内の授与所では、そのこんぴら狗のおみくじや絵馬、置物等もいただくことができますよ。

 

海の神様と絵馬堂

ご祭神である大物主神は日本神話に登場する神様。様々なご利益をもつ大物主神ですが、金比羅宮では海上安全のご利益が強いといわれています。農業にもゆかりのある神様なので五穀豊穣のご利益もあります。

こちらの絵馬堂には、航海の安全を願う絵馬が奉納されています。中には宇宙飛行士など有名人が奉納した絵馬もあるそうですよ。

白峰神社と厳魂神社

本宮を過ぎて石段をさらに登っていくと奥の社まで行くことができます。

923段目にあるのが白峰神社。ご祭神は崇徳天皇です。

白峰神社の周りにはもみじの大樹が多く、秋には美しく色づいた紅葉を楽しむことができるため、紅葉谷とも呼ばれています。

 

表参道から続いた長い長い石段のゴール地点の1368段目には、奥の社・厳魂神社(いづたまじんじゃ)があります。象頭山の頂上近く、海抜421mに鎮座するこの神社には金比羅本教の教祖・厳魂彦命(いづたまひこのみこと)が祀られています。

 

厳魂彦命は戦国時代、生駒家の家臣・井上四郎右衛門の子として誕生しました。若いころから神仏について学び、高野山で修行したのち、第四代象頭山金毘羅大権現別当金光院主となりました。

永きにわたる戦乱の世で、衰退した象頭山の再興と苦しむ民を救う為に奔走し、「死して永く当山を守護せん」と予言を遺して亡くなりました。その後、予言通りに金比羅宮は発展、境内も立派なものへと変わっていったという言い伝えが残されています。

厳魂神社では、この厳魂彦命の力が宿る災厄除けの天狗守りをいただくこともできますよ。

奥の社から見える琴平の街並みと讃岐富士の絶景

【お土産にぴったり!金比羅名物灸まん】

金比羅宮の参道には数多くのお土産屋さんが並んでいます。

中でもこの『灸まん』は上皇陛下・今上陛下にも献上されたり、特別名勝指定の庭園「栗林公園」のお茶菓子としても出されている銘菓。参拝に訪れた際は是非食べてみてはいかがでしょうか。通販でも購入できますよ。

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アクセス

◆所在地

〒766-8501 香川県仲多度郡琴平町892-1

◆電話番号 
TEL:0877-75-2121 FAX:0877-75-2125

電車

  • 土讃本線琴平駅下車 徒歩20分
  • 高松琴平電鉄琴電琴平駅下車 徒歩15分

自動車

  • 瀬戸中央自動車道坂出ICより30分
  • 四国横断自動車道善通寺ICより15分

◆参拝時間
11~2月 6:00~17:00
3~4、9~10月 6:00~17:30
5~8月 6:00~18:00
※年末年始は変更になる場合もあり

◆ご祭神

  • 大物主神(おおものぬしのかみ)
  • 崇徳天皇

◆主な神事:竃祓祭・御幣立神事、潮汲藻刈神事、潮川神事

◆公式サイト http://www.konpira.or.jp/

 

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