
京都にある貴船神社は、日本三大縁結びの神社の一つとされる神社。
恋愛成就や復縁などのご利益があるといわれています。
目次
- みんなの口コミを集めると…?
- お参りに行った人達の声
- 貴船神社とはどんなところ?
- 本宮
絵馬発祥の地
水占みくじ - 奥宮
御船形石(おふねがたいし)
夫婦和合と長寿を祈る、相生の杉(あいおいのすぎ)・連理の杉(れんりのすぎ) - 結社(ゆいのやしろ)と結びの神
貴船神社の縁切りご利益 - 貴船神社へのアクセス
みんなの口コミを集めると…?
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日本三大縁結び神社と呼ばれるだけあって、縁結びのご祈願をしに参拝される方が多いようですね。日本三大縁結び神社の残りふたつは、島根県の出雲大社、石川県の氣多大社です。
お参りに行った人達の声
貴船神社(きふねじんじゃ)
京都の貴船神社は全国に約450社ある貴船神社の総本社です。ご祭神は高龗神(たかおかみのかみ)・闇龗神(くらおかみのかみ)と呼ばれる龍神です。貴船神社に伝わる社記によると、この二柱の神様は「呼び名は違っても同じ神なり」と記されていて、降雨・止雨を司る水の神様なのだそうです。
創建の年代は不詳なのですが、約1300年前には社殿があったのだそう。歴史のある神社ですね。
社記によれば神社の起源は、日本の初代天皇である神武天皇の母・玉依姫命(たまよりひめ)が、黄色い船に乗って淀川・鴨川・貴船川を遡って、現在の貴船神社の奥宮のある土地に上陸し、水神を祀ったことが始まりだと伝わっています。
この玉依姫命が乗ってきた「黄船」が社名の「貴船」の由来になったとも言われています。また、「きふね」は「氣生根」と表記されることもあり、これは万物のエネルギー「氣」が生ずる根源の地という意味。そのため、運氣隆昌のご利益があるとされます。
本宮
現在の社殿は、平成の御造営事業にて、新しく建て替えられたものです。
社殿の前の石垣からは、御神水である貴船山の湧き水があふれ出ています。この御神水は弱アルカリ性の良質な天然水で、誰でも無料で自由に汲むことができます。社務所では、この御神水を使った化粧水もありますよ。
【注意】この御神水は生水なので、使用する際は早めに使うこと。また、飲用する際は煮沸してから飲んだ方が良いとのことです!
絵馬発祥の地
神社やお寺で良く見かける絵馬は、貴船神社が発祥の地なのです。
もともとは、神仏に祈願する際に、生きた馬を神馬(じんめ・しんめ)として神に捧げる風習でしたが、生きた馬を奉納し続けたり管理することが難しかったため、徐々に簡略化されていき、本物の馬の代わりに馬の像や「馬の絵が描かれた板」が奉納されるようになったことが絵馬の始まりなのだそうです。
水占みくじ
女性の参拝者の方にも大人気の水占みくじは、水に浸すと結果が浮かんでくるおみくじです。
この水占みくじには、QRコードも付いていて、外国人の方でもなんと書いてあるか分かるようになっているのだそう。
奥宮
貴船神社が創建された土地で、高龗神(たかおかみのかみ)をお祀りしています。
御船形石(おふねがたいし)
玉依姫命と黄船の伝承から、古来より船舶関係者たちから、船玉神(ふなだまのかみ)としても信仰されています。この玉依姫命が乗ってきた黄船は、一目に触れぬように石で包み囲んで隠してあると伝えられています。
相生の杉(あいおいのすぎ)・連理の杉(れんりのすぎ)
相生の杉は、二つの杉が根元で一つになっている杉の木。相生(あいおい)には、相老…相手と一緒に老いていく、という意味があり、夫婦で共に長生きできるご利益があるのだそう。
連理の杉は、杉の木と楓の木が重なり合って一つの木になっている状態の木で、夫婦円満のご利益があると言われています。
結社(ゆいのやしろ)と結びの神
本宮と奥宮の中間にあるため中宮とも呼ばれます。ご祭神は縁結びの神と呼ばれる磐長姫命(いわながひめのみこと)。
磐長姫命が縁結びの神と呼ばれるようになったのにはこんなお話が伝わっています。
遠い昔、瓊々杵尊(ににぎのみこと)の元へ嫁入りした磐長姫命と妹の木花開耶姫。しかし、容姿端麗な木花開耶姫と違って磐長姫命は醜かったため、瓊瓊杵尊は木花開耶姫とだけ結婚して、磐長姫命を実家に送り返してしまいます。それを恥じた磐長姫命は「縁結びの神として世の為人の為に良縁を得させん」と言って当地に鎮まったのだそう。
平安時代にはすでに、貴族から庶民に至るまでたくさんの人が縁結びの祈願に訪れていたと言われています。
平安時代の女流歌人・和泉式部が、夫の心代わりに悩んで復縁祈願のために参拝したところ、見事よりを戻すことができた!という逸話もが有名で、貴船神社は「恋の宮」とも称されるようになりました。
かつては境内の細長い草の葉を玉垣に結びつけて祈る習わしでしたが、現代では「結び文」に願い事を書いて結び処に結び納めて祈る、という形に変わりました。
男女の縁だけでなく、人と人の縁、子授けなど、様々な縁を結ぶご利益があるとされ、今でも多くの人々に信仰されています。
貴船神社の縁切りご利益
縁結びの神様がいる神社と信仰されている一方で、貴船神社には縁切りのご利益もあるといわれています。
日本古来から伝わる呪法である、藁人形の儀式・丑の刻参り※発祥の地だといわれていて、境内の古い木には五寸釘を打ち付けたような跡が残されているという目撃情報も。そのため強力な縁切りのご利益もあるとされています。
縁結びと縁切りは表裏一体のものなので、良縁を引き寄せるためには悪縁を払うことも重要なのでしょう。
※丑の刻参り…午前1時~午前3時の間に、ご神木に呪いたい相手に見立てた藁人形を五寸釘で打ち付けるという日本古来から伝わる呪い儀式のこと。
貴船神社へのアクセス
◆所在地
〒601-1112 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
◆電話番号 075-741-2016
≪電車/バス≫
- 叡山電車 貴船口駅
貴船口駅下車、京都バスに乗り換え「貴船」下車
貴船口駅から徒歩の場合→約30分
- 最寄りのバス停:京都バス33番「貴船」
貴船下車後、徒歩約5分
※駐車場がほとんどないそうなので、公共交通機関を利用することをおすすめします。
◆正式名称:貴布禰總本宮 貴船神社
◆参拝時間:6:00~20:00※時季により変動あり
(授与所受付:9:00~16:30)
◆ご祭神
- 高龗神(たかおかみのかみ)
- 磐長姫命(いわながひめのみこと)
◆主な祭事:例祭 貴船祭

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