
都内・港区赤坂にある赤坂氷川神社は東京十社のひとつでもあります。
ご祭神にスサノオノミコト・クシナダヒメの夫婦神と、縁結びの神と呼ばれる大国主命(おおくにぬしのみこと)が祀られていることから、縁結び・家内安全のご利益があるスポットとしても人気が高く、東京大神宮・出雲大社東京分祠と並び東京三大縁結び神社のひとつとも言われています。
目次
- お参りに行った人達の声
- 赤坂とは神社どんなところ?
- 四合稲荷と西行稲荷
- 推定樹齢400年の大銀杏
- 縁むすび参り(良縁祈願祭)
- 赤坂氷川神社へのアクセス
お参りに行った人達の声


赤坂氷川神社(あかさかひかわじんじゃ)
天暦5年(951)に創祀され、およそ1000年以上の長い歴史をもつ神社。
社殿は、江戸時代・享保14年(1729)に暴れん坊将軍のモデルとして有名な徳川八代将軍・徳川吉宗が建立されました。
この社殿は、安政の大地震・関東大震災などの自然災害や、東京大空襲の戦火を免れ、奇跡的に江戸時代当時のままの姿で現存しているのだそう。東京都重要文化財に指定されています。
他にも、境内には江戸時代の年号が入った鳥居・狛犬・燈籠がたくさん残されていますよ。
四合稲荷
赤坂氷川神社へ続く階段の手前にある末社の一つ。
四合(しあわせ)稲荷には現在、
古呂故稲荷、地頭稲荷、本氷川稲荷、玉川稲荷、鈴降稲荷、縁起稲荷、明徳稲荷
…の7社もの稲荷が合祀※されています。
※合祀(ごうし)…神道用語で「ある神社の祭神を別の神社で合わて祀ること」または「一つの神社に複数のご祭神が祀られている状態のこと」をいいます。
「四合稲荷」という名称は、明治31年(1898)に、古呂故稲荷・地頭稲荷・本氷川稲荷・玉川稲荷の4社を合祀する際に、江戸時代に活躍した幕末志士・勝海舟によって名付けられたと言われています。
当時、赤坂に住んでいた勝海舟はよく赤坂氷川神社へ参拝しに来ていたそうで、そのご縁から命名してもらったのだそう。
「4社を合祀」「しあわせ」「志を合わせる」をかけ、四合(しあわせ)稲荷と名付けられました。
その後大正14年(1925)に鈴降稲荷と縁起稲荷を合祀、さらに昭和9年(1934)に明徳稲荷が合祀され、現在に至ります。
御祭神は、お稲荷さんこと宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。稲の神・穀物の神で、五穀豊穣・商売繁昌のご利益があるとされています。
西行稲荷
四合稲荷のすぐ隣にある、赤坂氷川神社の末社の一つ。
元々は赤坂田町4丁目に古くから鎮座していた神社・西行(さいぎょう)稲荷。
ご利益は火伏せ(火避け)です。
ご由緒が少々変わっていて、その昔、赤坂の田町に住んでいた西行五兵衛という人が、甲冑姿で弓矢を携えた、狐に乗った姿の三寸(約9cm)程の大きさの鉄像を拾って、ご神体として安置したことが由来なのだそうです。
現在、そのご神体は紛失されてしまった為、代わりに錦の布に包まれた木箱がお祀りされています。
推定樹齢400年の大銀杏
現在の赤坂氷川神社が建立される前から、この地に生育されていた銀杏(いちょう)の木。
この大銀杏は港区内では善福寺の逆銀杏(国指定天然記念物)に次ぐ大きさと樹齢で、区の天然記念物に指定されています。
昭和20年の東京大空襲の際に、焼夷弾が直撃したことで、主幹の大部分を失ってしまいましたが、いまだ青々とした葉を茂らせ、毎年秋には葉を鮮やかなに黄色に染め、美しい姿と生命力の強さをみせてくれます。
引用元/赤坂氷川神社公式Facebook
縁むすび参り(良縁祈願祭)
赤坂氷川神社では、毎月縁むすび参りという良縁祈願のご祈祷が受けることができます。
毎月1回、18:00~18:30の間に執り行われ、恋愛に関することだけでなく、仕事や友人関係など、様々な良縁を結んでくださるのだそうです。
引用元/赤坂氷川神社公式Instagram
7月には、七夕の由来に因んだ縁結び参りが行われてました。
祈祷後には、四合御櫛(しあわせみくし)と藍の種のお守り袋が授与されます。四合御櫛はご祭神のスサノオノミコトとクシナダヒメの神話※に登場する櫛を模したもの。古来より櫛は女性の分身といわれ、不思議なパワーが宿っていると考えられていました。藍の種のお守り袋は境内神域の藍畑で収穫した藍の種(愛の種)を神事にてお清めしたお守りです。
定員は30名で、完全予約制となっています。毎月1日の9:00に、公式サイトのトップページのお知らせ欄にて、次月の予定が発表されるので、ご興味のある方はチェックしてみてくださいね。なお、この縁結び参りはとても大人気で受付開始からわずか10分で定員に達するなんてこともあるようですよ!赤坂氷川神社の公式サイトの問い合わせフォームか、電話にて予約できます。なお、事前予約等は行われていませんので、ご注意ください。
※ヤマタノオロチ伝説
ご祭神であるスサノオノミコトとクシナダヒメにまつわる日本神話のエピソード。
ヤマタノオロチという怪物の生贄にされそうになっていたクシナダヒメを、スサノオノミコが櫛に変えて髪に挿して戦いに挑み、見事退治したというお話です。その後、二人はめでたく夫婦の契りを結びました。
このことから、スサノオノミコをお祀りする神社には縁結びのご利益があるとされているのです。
赤坂氷川神社では神前式を執り行うこともできるのですが、この神話にちなんだ、御櫛預けの儀(みくしあずけのぎ)という「櫛を新婦から新郎へ預け、新しい生活を二人三脚で営む誓いを立てる」独自の儀式が行われています。
縁結びのさくらんぼみくじ
季節の御朱印
季節ごとに限定の御朱印を頒布する神社は数多くあります。
赤坂氷川神社でも、期間限定の季節の御朱印があるので、その一部をご紹介いたします。
通常の御朱印
【4月・さくら参り】
引用元/赤坂氷川神社公式Instagram
【2019年5/1限定・奉祝御朱印】
引用元/赤坂氷川神社公式Instagram
【七夕限定・星合ひ】
引用元/赤坂氷川神社公式Instagram
こちらは、9月に開催される「赤坂氷川祭」の御朱印です。
引用元/赤坂氷川神社公式Facebook
赤坂氷川神社へのアクセス
◆所在地
〒107-0052 東京都港区赤坂6-10-12
◆電話番号 03-3583-1935
≪電車/バス≫
- 東京メトロ千代田線 赤坂駅より徒歩8分
- 東京メトロ日比谷線・都営大江戸線 六本木駅より徒歩8分
- 東京メトロ南北線 六本木一丁目駅より徒歩8分
- 都バス アークヒルズ前より徒歩8分
◆ご祭神
- 素盞嗚尊(すさのおのみこと)
- 奇稲田姫命/櫛名田比売(いなだひめのみこと/くしなだひめ)
- 大己貴命/大国主大神(おおなむぢのみこと/おおくにぬしのかみ)
◆主な神事:赤坂氷川祭
公式サイト:https://www.akasakahikawa.or.jp/

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