
都内・高円寺にある氷川神社・気象神社は、日本で唯一の天気に関する神社。
2019年7月19日公開の映画「天気の子」の聖地だとして話題になっています。
「君の名は」以来3年ぶりとなる新海誠監督の最新作の映画ですが、公開前から既に聖地巡礼の為のロケ地探しが始まっていて、予告編に気象神社で授与されている下駄型絵馬が登場していたことから、氷川神社・気象神社が聖地として注目を集めています。
目次
- みんなの口コミを集めると…?
- お参りに行った人達の声
- 氷川神社・気象神社とはどんなところ?
- 映画にも登場!下駄型の絵馬
- 照々みくじ
- 月ごと・天気によって変わる御朱印
- 氷川神社・気象神社へのアクセス
みんなの口コミを集めると…?
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やはりお天気神社として有名なところなので境内にある「気象神社」が注目されています。
氷川神社のご祭神であるスサノオノミコトは、縁結びのご利益もあるとされる神様なので、縁結びというキーワードも出てくるようですね。
スサノオノミコトをお祀りする神社といったら、島根の須佐神社や八重垣神社、京都の八坂神社あたりが有名です。
お参りに行った人達の声


氷川神社・気象神社(ひかわじんじゃ・きしょうじんじゃ)
氷川神社
一説によれば、源頼朝が奥州征伐の際に武蔵国杉並の地に立ち寄った際、随伴していた家臣・村田兵部某が当地に留まり農民になったのちに、武蔵国大宮高鼻(武蔵一宮氷川神社)の本社より勧請※して社殿を建立したことが起源だといま伝えられています。その為、農業の神ともいわれています。
ご祭神はスサノオノミコトです。
※勧請…神仏の来臨を願うこと、または神仏の分霊を請じ迎えること。
毎年、8月の最終土日に行われる氷川神社の例大祭は、一年間の感謝と次の一年の国家・氏子の安寧を祈願するもの。
昭和32年の開始以来、現在でも開催されている「高円寺阿波踊り大会」は元々氷川神社への「奉納踊り」として始まったものなのだそうです。
気象神社
日本唯一の天気に関するこの神社は、戦時中の昭和19年(1944)に、大日本帝国陸軍の陸軍気象部内に建立された神社でした。気象情報は軍事戦略を練る際に欠かせないものだったので、気象観測員が天気予報が当たる様にと祈願したのだそうです。
その為現在では、晴天祈願を始めとする気象にまつわる祈願をしたりご祈祷を受けにくる人や、気象予報士を目指す人が受験前の合格祈願に参拝する事が多いようです。
終戦後は、神道指令により撤去される予定でしたが、調査漏れにより残存。その後、高円寺氷川神社に遷座されることになりました。
現在の社殿は、遷宮55周年記念の平成15年(2003)6月に再建されたものです。
ご祭神は八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)。八意思兼神、思金神(おもいかねのみこと)、オモイカネとも呼ばれる日本神話に登場する神様の一人。
名前の「八意思兼」は「様々な立場や目線からものごと思考する」という意味で、八意思兼命は「知恵・思考・思慮」という概念を神格化した神様なのです。
日本神話では「天の岩戸」「国譲り」などの重要な局面で、知恵を絞り、解決に導く役割をもっています。
気象神社の例大祭は、気象記念日でもある6月1日に行われています。
二つの神社の奥にある末社である稲荷神社三社
映画にも登場!下駄型の絵馬
映画「天気の子」の予告編にも登場していた、「あした天気にな~れ」でおなじみの下駄を飛ばすお天気占いが元になった下駄型絵馬。黄色と赤色の2色の鼻緒から選べます。
下駄には、晴天祈願や脱雨男・脱雨女などの天気に関する願い事や、「人生に良い”転機”が訪れますように」という願い事も書かれています。
照々みくじ
令和元年初の気象神社斎行(6月1日)を記念して授与が開始された照々みくじは、大吉や凶で占うものではなく、ご祭神である八意志兼命の司る8つの天気(晴、曇、雨、雪、雷、風、霜、霧)によって占う、一風変わったおみくじです。
くじと一緒に入っているのはてる坊と呼ばれるかわいらしいてるてるぼうずのマスコット。
全部で8種類あり、赤いてる坊は「必勝」、オレンジは「大願成就」、黄色は「金運」、青は「開運」、緑は「健康」、紫は「厄除」、ピンクは「良縁」、白は「起死回生」と色によってご利益が違います。
てる坊には自由に顔や願い事を描きこむことができます。境内の指定の位置に奉納するか、自宅に持って帰って大切にしましょう。
月ごと・天気によって変わる御朱印
氷川神社・気象神社の御朱印は月替わりで、毎月1日にデザインが変わります。
この御朱印は7月にいただいたものです。水着姿の織姫・彦星のはんこが可愛らしいですね!
そして気象神社の御朱印の方は、参拝時の天気によってお天気のはんこが変わるんです!
はんこの種類は現在、晴・雨・曇の3種類。画像の御朱印には「曇」のはんこが押されています。
境内には御朱印受付用の窓口があるのですが、御朱印を求める参拝者で行列ができてしまうことが多いそうです。御朱印書置きもきちんと用意されていますので、書置きやお札・お守りなどがめあての方は窓口行列には並ばずに、窓口右手にある社務所に直接伺いましょう。
また、御朱印窓口には休業日がありますので、参拝する前に氷川神社の公式サイトで確認しましょう。
営業日でも12:00~13:00はお昼休みなので、この時間帯は避けた方がいいですね。(※状況によって昼休み時間が変更になることもあるそうです)
なお、公式サイトでは過去配布された御朱印のデザインも紹介されていますよ。
最近では、マナーが悪い参拝者や、人気の寺社の御朱印を高額転売する罰当たりな人も増えてきて、大きな問題になっています。
聖地巡りの際は、神社の人に迷惑をかけないようマナーに気を付けて参拝しましょう!
氷川神社へのアクセス
◆所在地
〒166-0003
東京都杉並区高円寺南4-44-19
◆電話番号
TEL:03-3314-4147 FAX:03-3315-0034
≪電車≫
JR中央線・総武線 高円寺駅
高円寺駅より徒歩2分
※土日祝日は、JR中央線(快速)は高円寺駅には停車しないので、JR総武線を使いましょう!
≪車でお越しの場合≫
境内に駐車スペースあり
※坂の下にある駐車場は全て契約者用ですので、駐車はNG
※祭礼行事の日や混雑時は境内に駐車できない場合もあるので注意
◆参拝時間:早朝~17:30
※10月~3月の間は 早朝~17:00まで
◆ご祭神
- 氷川神社:素盞嗚尊(すさのおのみこと)
- 気象神社:八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)
◆主な神事:例大祭
公式サイト:https://koenji-hikawa.com/

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