願い事を書き込んで寺社に奉納する絵馬。実際に書いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。

 

でも、そもそも絵馬とは何なのかご存知でしょうか?
今回は、絵馬の意味や正しい願い事の書き方をご紹介いたします!

1. 絵馬の由来

絵馬とは、神様・仏様に祈願する時や、お礼参りの為に奉納する絵の描かれた木板のことをいいます。

 

絵馬の発祥は京都・貴船神社。もともとは、生きた馬を神馬(じんめ・しんめ)として神に捧げる風習が起源だとされています。馬は古来より神様の乗り物だと考えられていて、願いごとが叶ったお礼に馬を神社に奉納していました。

貴船神社の絵馬発祥の社の駒札

 

しかし、生きた馬を奉納し続けたり管理することが難しく、また、庶民には高価な馬を奉納することができないので、徐々に簡略化されていき、平安時代頃からは本物の馬の代わりに馬の像や「馬の絵が描かれた板」が奉納されるようになりました。それが現在まで伝わっている絵馬の原型だといわれています。

 

湯島天神に奉納された合格祈願の絵馬

豊川稲荷東京別院叶絵馬

今では、絵馬の絵柄やデザインが多様化され、馬とは関係ない縁起物や干支のイラストが描かれたものなど、いろいろな絵馬が作られるようになりました。

 

2. 絵馬の書き方・納め方

絵馬の書き方 

絵が描かれていない面に願い事と名前を書きます。

お願い事は縦書きでも横書きでも構いません。
神様にお願いをするのだから、言葉遣いは丁寧に、心を込めて書きくこと。一つの絵馬にお願い事を複数書いても問題はありませんが、欲張り過ぎると効果が弱まってしまうそうなので気をつけましょう。

一般的には、神様や仏様に「お願い事をしたのがどこの誰なのか」が分かるよう、名前もしっかり書いた方が良いとされています。

住所や生年月日まで書くのがベストですが、個人情報を書き込むのが不安…という方はイニシャルだけでも大丈夫だそうです。
最近は、個人情報を隠す為の絵馬用保護シールが用意されているところもありますよ。

また、筆記用具に指定はありませんが、絵馬が雨に濡れても文字が消えない油性ペン望ましいですね。

 

◆ 絵馬の納め方 

境内には絵馬をかけるスペースがあるので、そこに絵馬をかけて奉納しましょう。
境内のどこでもいいというわけではないので、きちんと決められた場所にかけるように。

また、絵馬を持ち帰ってはいけないという決まりはありませんが、せっかくお願い事を書いても、奉納しなければ神様・仏様に届かない可能性があるので、きちんと奉納して帰った方が良いですね。

記念として持ち帰る場合は、神棚などに飾りましょう。

 

3. ちょっと変わったデザインの絵馬達

絵馬は寺社によって書かれている絵柄やデザインが違っていますが、中にはこんなユニークな形の絵馬もあるんです!その中のごく一部をご紹介しますね。

 

伏見稲荷大社のきつね絵馬と願掛け鳥居。きつね絵馬は、名前の通り狐の形をしている絵馬でお願い事だけでなく、自分で狐の顔を書き込むことができます。

 

こちらの絵馬は川越氷川神社の絵馬。
運命の赤い糸でぐるりと囲まれた可愛らしい夫婦イラストが描かれています。

 

新選組に所縁のある京都・壬生寺の絵馬は、新撰組隊士の羽織の形をしています。

 

豊臣秀吉を祀っている京都・豊国神社の瓢箪(ひょうたん)絵馬。秀吉の出世にちなみ、出世祈願を絵馬に託す人が多いそうです。

 

愛知・三光稲荷神社の絵馬は可愛らしいハート型の絵馬。見た目からも分かる通り、縁結びのご利益があって女性の参拝者に大人気なんだそう。

 

ここでご紹介したもの以外にも、様々な絵馬があります。もしお参りに行く時は、そこの神社お寺の絵馬がどんなデザインなのか注目してみてはいかがでしょうか?

 

4. お願い事をする上で大事なこと

絵馬の書き方に明確なルールはありません。

大事なのは「願いを叶えたい」という強い気持ちです。神様・仏様に日々感謝し願いが叶えられるよう応援してくださいという気持ちを込めてお願いするのがよいでしょう。

お願い事が叶ったら、お礼参りに行くことを忘れずに!

 

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