平成から令和へと皇位を継承する「即位礼正殿の儀」が行われた今年の10月22日。
この歴史的な日の天気が「まるで神話のようだ!」とSNSで話題になりました。

当日の朝、東京・皇居周辺では雨が降ってたのに「即位礼正殿の儀」が始まったら陽が差し始めた!さらには虹までかかるなんて、まるでファンタジーみたい!

雨が降っていたのは、皇位継承の証である三種の神器の一つ「天叢雲剣」の力に違いない。そして晴れたのは天照大御神の力だと思う…すごい、リアル神話だ!
まさに奇跡のような神タイミングに、SNSでは神話の話題で持ちきりに!

ここで話題となっている天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)というのは、皇位継承の証・三種の神器の一つで、天空に群雲を起こす剣だと言い伝えがあるのです。
天照大御神(あまてらすのおおみかみ)は、日本神話に登場する神様で、八百万の神々の中でも最高神と称される太陽神です。

今回はその三種の神器、天照大御神と所縁のある神社ついてご紹介いたします!

そもそも三種の神器って何?

三種の神器とは、歴代天皇が継承してきた3種類の宝物、八咫鏡(やたのかがみ)・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)・天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)のことをいいます。日本神話において天照大御神が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に授けたという伝説が残されています。

八咫鏡は伊勢神宮に、八尺瓊勾玉は皇居に、天叢雲剣は熱田神宮にそれぞれ奉納されています。

伊勢神宮(いせじんぐう)

『お伊勢さん』の愛称で親しまれている伊勢神宮は三重県にある神社。三種の神器である八咫鏡が祀られています。

正式名称は『神宮』。内宮(ないくう)・皇大神宮(こうたいじんぐう)と、外宮(げくう)・豊受大神宮(とようけだいじんぐう)を中心とし、14所の別宮・43所の摂社、24所の末社、42所の所管社の計125の宮社の総称です。

内宮

外宮

内宮には大御祖神(おおみおやがみ)※である天照大御神(あまてらすおおみかみ)、外宮には衣食住と産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)がお祀りされています。

八百万の神々の中でも最も位の高い太陽神・天照大御神をお祀りしているため、全国にある神社の中心ともいえる神社です。また、八咫鏡はこの天照大御神のご神体としてお祀りされています。

※大御祖神…日本人の祖先にあたる神様のこと。

伊勢神宮にお参りする時に気を付けたいポイント

①参拝順

古来より、外宮を先に参拝してから内宮を参拝するという習わしなのだそうです。また、どちらか片方だけを参拝する「片まいり」は避けるべきとも言い伝えられています。外宮から内宮までの移動は、周遊バスを利用するのがおすすめですよ。
伊勢神宮は広いため、参拝するのに時間がかかります。参拝しに行く際は事前に計画を立てていった方がいいでしょう。

②個人的な願い事は厳禁!

内宮・外宮の正宮(しょうぐう)…一般的な神社でいう拝殿では、個人的な願い事はNGです。
正宮とは、神様への日頃の感謝の気持ちを伝えたり、公の願い事をする場所…つまり、国家に関することや世界平和といったことを願う場所なのだそう。
そのため、お賽銭箱も置かれていません。「私幣禁断」といって天皇以外の一般人はお供え物をすることすら禁じられているのです。

個人的なお願い事がしたい場合は別宮でお願いするようにしましょう。もちろん別宮で祈願する際も、神様への敬意と感謝の気持ちを忘れずに。

伊勢神宮へのアクセス

◆所在地
〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町1

◆電話番号 0596-24-1111
◆公式サイト https://www.isejingu.or.jp/ 


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熱田神宮(あつたじんぐう)

熱田神宮は、名古屋駅を出てすぐ目の前に見える、熱田の杜(もり)と呼ばれる森の中にあります。古来より「熱田さん」の愛称で親しまれるパワースポットです。

三種の神器の一つ・天叢雲剣(草薙神剣とも呼ばれる)がお祀りされています。

熱田大神(あつたのおおかみ)がお祀りされている本宮と28の社からなる格式高い神社です。この熱田大神というのは草薙神剣(くさなぎのつるぎ)をご神体としてよらせられた天照大御神のことです。

おすすめパワースポット

境内にたくさんのパワースポットがある熱田神宮。その中の一部をご紹介します。

①一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)

草薙神剣(天叢雲剣)がお祀りされてている本宮を正面から見て左側にある、こころの小径(こみち)を進んだ先にある神社。
天照大御神の荒魂(あらみたま)がお祀りされているパワースポットです。荒魂というのは神道において神様の荒々しい側面のことをいいます。熱田神宮の中でも最も神聖な場所といわれているため、撮影は禁止となっています。

②清水社(しみずしゃ)

水を司る罔象女神(みずはのめのかみ)をお祀りしている神社。社殿の奥に水が湧いていて「お清水さま」とも呼ばれています。その沸き水で眼を洗うと眼がよくなり、肌を洗うことで肌がきれいになるという言い伝えがあります。

③大楠(おおすく)

弘法大師・空海が手植えしたと伝えられている巨大なクスノキです。手水舎の北側にあり、樹齢は約1000年。パワースポットとしても有名でインターネット上では、この大楠の写真を待ち受けにすると運気があがるという噂もあるのだとか。境内にはクスノキが多く植えられていて、中でも巨大な7本は「七本楠」と呼ばれています。

大楠には白蛇が住み着いているそうです。古来より「白蛇は神の使いであり金運のご利益がある」と言われているので、参拝した際には探してみてくださいね!

④南新宮社(みなみしんぐうしゃ)
疫病退散の神様である素盞嗚尊(すさのおのみこと)がお祀りされている、熱田神宮唯一の朱塗りの建物です。

 

★素盞嗚尊の疫病退散にまつわるエピソードについてはこちらの記事にて紹介しています!

熱田神宮へのアクセス

◆所在地
〒456-8585 愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1-1

◆電話番号 052-671-4151
◆公式サイト https://www.atsutajingu.or.jp/jingu/ 


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