新しい年を迎える節目には、心の状態を整理整頓したり、日常の習慣を見直したりする良い機会になるものです。

生活に前向きな変化をもたらすためには、自分自身を振り返り、気持ちを新たにするための「きっかけ」が必要になるのではないでしょうか?

お正月の初詣には、必ずおみくじを引くという方も多いとは思います。
でも、大吉や凶などといった「吉凶」の表記で一喜一憂するのではなく、この節目にこそ神様からの「言霊」を受け取って、心を整えてみてはいかがでしょうか。

 

——神社を愛するあまり巫女になり、神道の魅力を皆様にもお伝えしている巫女ライターが、年末年始におすすめしたい「おみくじ」の魅力とメッセージをお届けいたします。

 

目次

  • 新しい年に受け取る神様からの手紙
  • おみくじ日記①
  • おみくじ日記②
  • おみくじ日記③
  • おみくじ日記④
  • おみくじ日記⑤
  • 心を省みる方法

 

新しい年に受け取る神様からの手紙

 

 

巫女になる以前の私は、初詣で毎年おみくじを引きながら、やっぱり小吉や末吉などにはしょんぼりしていたものでした。

おみくじの中の言葉も、その場ではきちんと読んでいたはずなのですが、今のように繰り返し見返すことはしていませんでしたし、すぐに頭から離れていってしまっていたように思います。
今考えてみると、もったいなかったな……と反省するばかりです。

 

よく、「良くない運勢が出ると嫌だから、お正月にはおみくじを引かない」と言う方もいらっしゃいますね。

かつての自分を思い返すと、そのお気持ちも分からなくはありません。
でも、おみくじの「メッセージ」を丁寧に受け止めるようになってからは、吉か凶かという部分よりも、言葉の温かさや心に響く激励に気が付けることが増えてきました。
だからこそ、皆様にも新しい年には、神様からのお手紙だと思っておみくじに手を伸ばしていただけたらと思います。

 

そして今回も、私がこれまでに出会ったおみくじの中から、心に残る5つの言霊をご紹介してまいります。

 

おみくじ日記①

 

 

 

日本人の文化には、不思議と「拝む」という習慣が根付いています。
それは特定の神様だけに限らず、たとえば食事の際の「いただきます」であったり、誰かに何かをしていただいた時の「ありがとう」であったり。

手と手を合わせて、そっとあらゆる物事や存在に感謝をする――、私たちの民族が受け継いできた、誇るべき素敵な文化なのです。

 

ふと考えてみると、拝むときに両手のひらを合わせる仕草は、おみくじの言葉のように「ぴたりと一つに照らし合わせる」というものを表現しているようにも感じられます。
これはまさしく、「神様の御心」と「自分自身の真心」とを、重ね合わせるような美しい行動なのかもしれません。

 

拝むひとときを通じて、神様と一体になり、心をぴたりと重ね合わせること……。
それを日々の中で何度でも繰り返すうちに、私たちの心は洗われて、邪な気持ちの入り込む隙間を少しずつ埋めてゆけるのではないでしょうか。

 

おみくじ日記②

 

 

 

目の前に困難が立ちはだかったとき、人は心の中を、哀しみや苛立ちで覆い隠してしまうことがあります。
しかし、不思議なことに、同じ「憂き事」に出会ったとしても、心に光を見失うことなく居られる人も存在します。その違いは、一体何なのでしょうか?

 

その答えをひとことで言い表すとしたら、おみくじの教えてくれている「心の持ち様」というものでしょう。

たとえ良いことが続いていても、心が驕り高ぶってしまえば、せっかくの良いことも「悪い出来事のきっかけ」になりかねません。
反対に、たとえ悪いことが続いていたとしても、それをきっかけに自分を磨くことができたり、それに誘導されて新たな道が拓けたりすることだってあるかもしれません。

 

どちらにせよ、重要なのは自らの「心の状態」や「気持ちの持ち様」だということですね。
どんな時であっても、フラットに穏やかな心で、物事に向かい合いたいものです。

 

おみくじ日記③

 

 

 

私はいつも、神様が本当に見ていらっしゃるのは、一人ひとりの「真心」だとお伝えしています。
世の中のさまざまな宗教には、信仰心に伴って高額なお金が必要だったり、何か特別な品を買って持つことを強いられたりする――といった話を耳にすることも少なくありません。

 

でも、本当に神様と心の繋がりを結ぶには、何よりもできる限り透明で澄んだ心を持っておくことが必要です。

心がピュアであればあるほど、目に見えない世界からのメッセージやサインを受け取りやすくなるものです。

 

神様の目から見れば、我欲だけにまみれた人の大金よりも、純粋な子どもが供える草花の方を、喜んでくださるのではないでしょうか。
お賽銭の金額に悩む方も多いようですが、その中にどれだけ自分の「真心」を込められるかを意識してみませんか?
お正月の初詣はもちろん、日常のお詣りでも、ぜひ実践してみてくださいね。

 

おみくじ日記④

 

 

 

どんなに世の中で成功していても、その裏側に悪い心があれば、その成功も一時の光。いずれは、善くない状況に陥ってしまうものです。

だからこそ、誰が何と言おうとも、人に認められずとも――「正しいと信じられる道」を歩む努力をするのが、間違いのない「幸福」への近道です。

 

その道の羅針盤であり指針となるのが、心に置く「神仏」の存在だと言えるでしょう。
人はよく、人生の道を間違えたり、踏み外したりてしまうものです。
そんな時にも心の中で神様や仏様に祈りながら、自分自身の心と対話をすることで、人は何度でも軌道修正をすることができます。

 

心正しく、日々を尽す。
幸せになりたい人が本当に目指すべきなのは、実はいたってシンプルなことなのかもしれませんね。

 

おみくじ日記⑤

 

 

 

人生は、必ずしも自分の思い通りにいくわけではありません。
すべてが自分の願う通りになっているなら、そもそもこの世に生まれ、学びを通じて魂を磨く意味がなくなってしまいます。

ぶつかった壁、乗り越えたものの中にこそ、人生の意味が隠されているのではないでしょうか。

 

愚痴や苦情は、口にするだけならとても簡単です。しかも、その言霊によって自分自身はもちろん、周りの人まで暗い気持ちや嫌な気分に巻き込んでしまうこともあるでしょう。
大切なのは、都合の悪い事が起こったとき、そこに向かい合う心であり、苦難を乗り越えるための工夫です。

なんでもかんでも簡単にマイナスな言葉を口にするのではなく、その中から何を得られるのか、どうやって現状を良い方向に変えていくことができるのかを考えてみませんか?

 

神様に勇気をいただきながら、小さなことに喜びや感謝を見出し、ニコニコと笑って暮らすこと。

幸福に生きる手立てを、丁寧に教えてくれたおみくじの言葉でした。

 

心を省みる方法

 

 

私たちの身体を動かし、未来と人生を決めていくのは「心」です。

身体を整えるには、さまざまな方法がありますし、現在の状態を調べる多くの術があります。
しかし、目には見えないうえ、一人ひとり在り方の異なる「精神=心」のことは、なかなか整えること自体難しいことが多いもの。

 

日々を忙しなく生きている人は、なかなか立ち止まって、自らの心を省みるきっかけが少ないのではないでしょうか。

新しい年を迎えるタイミングや新年度など、大きな節目の時こそチャンスです。
皆様もおみくじの言葉に、心を留めてみませんか?
おみくじが語りかけてくる言葉の中に、きっとあなたの心のアンテナに引っかかる、大切なキーワードが隠れているかもしれませんよ。

 

そして、素敵な言葉を見つけたときには、ぜひ身近にいる大切な人と、それをシェアしてみてくださいね。

新しい一年も、あなたにとって実り多く、幸福を見つけられる日々になりますように。

 

平日はフリーライター、休日に巫女としてご奉仕。
神社・神道・生き方・心理学・自己分析・心について記事を執筆。
すべての人が前向きに、自分らしく生きるために大切なことを伝えている。
巫女ライターとしては、「書くこと」を通じて神様へのご奉仕を形にすべく、神道・神社・神様の心の本質を伝えることを使命とする。

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