お金持ちになって、豊かな暮らしがしたい――。
誰しも一度は、このような願いを心に抱いたことがあるのではないでしょうか?
そんな願いに応えるかのように、「金運」という言葉と縁のある神様や神社は、決して少なくありません。

しかし、いくらお金がたくさんあっても、心からの幸せとは程遠い日々を送っている人もいるのが現実です。
何不自由ない暮らしが当たり前になってしまえば、いつしか人の心から「感謝」を奪い去ってしまうことだってあります。

では、本当の「豊かさ」とは、一体何なのでしょうか。
お金を持つことの意味と、使い方を考えていくことも、それらのヒントになるかもしれません。
今回は、神様が後押ししてくださる「金運」について、一緒に考えてみませんか?

——神社を愛するあまり巫女になり、神道の魅力を皆様にもお伝えしている巫女ライターが、神様へ「金運」上昇を願う時、意識したいことについてお話します。

 

目次

  • 本当の「豊かさ」とは何か?
  • 神様への願いの伝え方
  • 世の中をより善く回す活きたお金の使い方
  • 神社へのお賽銭や初穂料はどう使われる?
  • 欲におぼれないために…

 

本当の「豊かさ」とは何か?

 

 

お金があれば叶えられることは、この世にたくさんあります。
でも、不思議なことに「お金持ち」であれば必ず幸せになれるかと言うと、そうとも言い切れません。
たとえば、周りに集まる人の質や数がお金の有無で変化するということも、よくある話です。

お金というのは、ある意味で諸刃の剣。どんな風に得て、どんなことに使うのかが重要です。
同じ価値のお金を持っていても、人によって使い方は異なり、その結果が幸福か否かに繋がっているのではないでしょうか。

つまり――本当に大切なのは「使い方」であり、人生の豊かさはお金の有無だけでなく、それを用いる人の心の状態によるものなのです。

 

神様への願いの伝え方

 

 

では、神様に金運アップをお願いする場合、どのように祈りを届けるのがよいのでしょう。
金運上昇の御神徳があると言われる神社で、なんとなくお金があればいいなと考え、漠然と「お金持ちになりたいです」「宝くじが当たりますように」などと願っている方は少なくありません。

でも、本当に神様が知りたいのは、「得たお金をどのように使うのか」という部分なのではないでしょうか?
「どんな人が、お金を使って何をするのか?」によって、誰が幸せになり誰が不幸になるのか、世の中が善くなるか悪くなるかが決まってくるからです。

悪いことを企む人にお金が渡れば、結果それが、多くの人を苦しめることもあります。
神様だって、できる限り善いことをしたいと考える人を、応援したいと思うことでしょう。

 

 

そこで、神社で金運アップのお願いをする際には、「何のために、どれくらいのお金が必要なのか」ということを、できるだけ明確にお伝えしてみることをおすすめします。

神様にお伝えするには、自分自身の心の中でもしっかりと目的や目標が定まっていなければいけません。
そして、自らもそのための努力をするように、意識することにも繋がることでしょう。

宝くじの当選を願う祈りだって、「そのお金を活かして使い、周りの大切な人を幸せにしたいと思います」という理由なら、神様から見てとても微笑ましい願い事に違いありません。

 

世の中をより善く回す活きたお金の使い方

 

 

ともあれ、世の中は「きれいごと」だけでは上手く回っていきません。何かを成し遂げるためには、それ相応のお金が必要になる場面が必ずあります。
そんな時は、自分のためだけにお金を欲しがることをやめて、もう少し広い視野を持ったうえで、「お金を必要として神様に祈る」ことを試してみましょう。

お金は、活きた使い方をしてこそ、本当の意味で輝くものになります。
世の中には、一時的な「遊ぶ金欲しさ」で悪いことに手を染めてしまう人もいますが、結果的にその行いで多くの人が不幸になっているなら、それはその人にとっても「本当の幸福」とは言えぬはず。

自分一人が幸せになるために欲しがるお金も、その程度の意味と輝きにしかなりませんから、あっという間になくなってしまいます。泡のように消えてしまう「あぶく銭」とは、昔の人もよく表現したものですね。

自分一人の枠を飛び出して、家族や身内の幸せのため、さらに友人や仲間など周りの人の幸せのため、やがてはこの世の幸せのために。
限られたお金を「使って」何ができるのかを、考えてゆくことが大切です。
そうやって活かして使うことができたお金は、たとえ手元からなくなったとしても、別の「形のない財産」としてあなたの周りに残ってゆくことでしょう。

 

神社へのお賽銭や初穂料はどう使われる?

 

 

ちなみに、神社やお寺に集まるお金は、どのような使われ方をしているか見えづらいことが多いからか、一部の方に「何もしなくてもお金が集まっていいですね」と揶揄されてしまうこともあります。

しかし、神社仏閣の存在が私たちに与えてくれるのは、人が活きるうえでとても大切な「心の豊かさ」を育んでくれる、かけがえのない時間や祈りの心。
――それは、人生の拠り所となる「信仰心」です。

永い年月をかけて、人から人へと大切に受け継がれ守られてきた神社やお寺は、特別なつくりをしたものばかり。
そんな境内や建物を維持するためには、現代の建物の建て替え以上に、特殊な技術と材料などに莫大なお金がかかります。

私たちが神社やお寺でお賽銭・お初穂料・お布施としてお金を使えば、その資金はその神社やお寺を維持するために活用されて、大切な場所を後世へ残してゆくことにも繋がっていくことでしょう。

時代を越えてきた神聖な場所の持つ力、神様という存在の威信(エネルギー)は、私たちにさまざまな気づきや恩恵を与えてくれているはず。
姿形こそ見えなくとも、人の想いや真摯な心が集まれば、それは大きな力になります。

神様も、その人々の「信じる力」「祈りの力」によって、御神徳や御利益といった形で、私たちに大きな力を授けてくださっているのですね。

 

欲におぼれないために…

 

 

人間は、その心の中にさまざまな「欲」を持っているものです。
だからこそ、その「欲」を豊かな心でコントロールしながら、どのように行動や形にしてゆくかが、人生の質を左右します。

お金を欲しいと思ったら、それを「どのように使うのか」というところまで意識して、神様にお力添えをお願いしてみてください。
明確で善い使い方ができる人には、神様からの手助けや後押しが、さまざまな「縁」となって巡ってくるかもしれません。
もちろん、あなた自身の心のためにも、目指す人生がどんな方向に向かっていくか、考えてゆくヒントになることでしょう。

お金に対する欲に溺れるのではなく、目的のために「求める心の力」を使って、さらに大きな幸福を目指していきましょう!

平日はフリーライター、休日に巫女としてご奉仕。
神社・神道・生き方・心理学・自己分析・心について記事を執筆。
すべての人が前向きに、自分らしく生きるために大切なことを伝えている。
巫女ライターとしては、「書くこと」を通じて神様へのご奉仕を形にすべく、神道・神社・神様の心の本質を伝えることを使命とする。

◇facebook  https://www.facebook.com/profile.php?id=100023060416102 
◇twitter  @konnoumi 

◇Instagram https://www.instagram.com/konno_umi/ 

あなたへのおすすめ