もしも、生きる中で目指すものを見失い、道に迷ってしまったとき――。
あなたは、誰を頼り、相談を投げかけてみるでしょうか?

 

身近にいる頼れる人に話を聞いてもらい、現実的なアドバイスに耳を傾けることもあるでしょう。また、自らの心としっかり対話をすることで、今の自分に必要なことが何かを知るべき時もあるものかもしれません。

 

そんな折には、できるだけ心を静かにして、自分の内側と向き合うことが大切です。そして、神社で神様に祈ることは、きっとその後押しをしてくれる瞬間だと思うのです。
答えを見つける方法は、決してひとつではありませんからね。

 

時には、神様に祈りを投げかけて、何かしらのお返事や問いかけを授かることで、悩みの答えや新たな活路が見出せることもあるものです。
あなたも、その手段のひとつに、おみくじを活用してみるのはいかがでしょうか?

 

——神社を愛するあまり巫女になり、神道の魅力を皆様にもお伝えしている巫女ライターが、おみくじによる神様からの素敵なメッセージを、皆様と大切にシェアをするシリーズです。

 

目次

  • おみくじから授かる力
  • おみくじ日記① 「おかげさま」を忘れない
  • おみくじ日記② 心の玉を磨く人生
  • おみくじ日記③ 言葉の力
  • おみくじ日記④ すべてを無駄なく生かす
  • おみくじ日記⑤ 希望の芽を育てる
  • 世の中や他人に振り回されないために

 

おみくじから授かる力

 

 

 

 

誰しも生きていれば、調子の良いときと悪いときがあるもの。

 

右肩上がりのタイミングは良いのですが、なぜか、物事の歯車が上手くかみ合わなくなってしまったようなタイミングでは……。たとえこの現象が、「長い人生におけるバイオリズムの一部でしかない」「この状態が一生続くわけじゃない」と頭では解っていても、私たちの心をすっかり怖気づかせてしまうこともありますよね。

 

そういった際には、やはり誰かから良い「言霊」の後押しを受け取って、気持ちを仕切り直したり前に進む勇気を得たりするのが一番なのではないでしょうか。

おみくじは、「良い運勢のものを引きたい!」と思いがちかもしれませんが……。
私は今まで、物事が上手くいっている時よりも、どこかに滞りがあるような時の方が、おみくじの力を活用しているように思います。

 

言霊の中にある力を、今回も5つご紹介してまいりましょう。

 

おみくじ日記① 「おかげさま」を忘れない

 

 

 

 

 

 

近年は、異常気象による自然災害も増えていますし、疫病の広がりなども含めて「人の力だけではどうにもならない事柄」を目の前に、私たちが「人間の無力」さを実感する場面が多々あるように思います。

人類はこれまでに、ひと昔前には「不可能」と思われてきた多くのことを成し遂げてきましたが、それによって心に驕りを持ち、自然から授かっている恵への感謝を忘れて勝手なふるまいをすることは別の話です。

調子の良いときはついつい感謝を忘れて過ごし、何か困ったことが起きたときだけ神頼みをする……という流れは、人間の心理でよくあることかもしれません。
しかし、そんな心の状態に気が付けたのだとしたら。

できる限り日頃から謙虚さを失うことなく、周りのあらゆるものに「有難さ」を感じ、自分なりの信仰心を持っておくことで、一人ひとりの魂の気高さは守られてゆくのではないでしょうか。

 

神様と「御一体」になれるくらいの、清い心を持てたなら……。本当の意味で「生きることへの恐怖心」は、消えてゆくのかもしれませんね。

 

おみくじ日記② 心の玉を磨く人生

 

 

 

 

 

 

 

人は誰だって、辛いこと・苦しいこと・悲しいことに遭遇することを、心から望んでなどいないことでしょう。

だからこそ、そういった出来事が身に降りかかってきたときは、激しく動揺したり、神様や周囲を恨んだりしてしまうものかもしれません。
でも、あなたがその「恨み」を抱えた心のままでいたとしても、物事は決して良い方向へ転じることはないはずです。

どこかで一度心を静かにして、「この出来事も、きっと自分の心を磨いて成長するための、大切なきっかけになるのかもしれない」と、受け止めてみる――。私にはこのおみくじに、どんな時も「神様を信じてがんばってみなさい」という、愛情が込められているように感じられるのです。

 

苦しさの渦中にいる間は、なかなか難しいことかもしれません。
でも、頭の片隅にでもそのような考え方が存在すれば、それが自らの心を切り替えるスイッチになることもあるのではないでしょうか。

 

おみくじ日記③ 言葉の力

 

 

 

 

 

 

昨今は、世の中の出来事に対してそれぞれの人が「自分の中の正義」を持ち、SNSなどを通じて自らの想いや考えを、気軽に表現することができるようになっています。

もちろん、お互いのさまざまな考えや視点を交換し合うことで視野を広げることは大切ですし、そこで終われば問題ないのですが――。どうも、その「正義」同士を戦わせては、言葉で罵り心を傷つけあう様子を目にすることも増えてきたように思います。

 

そんなとき、私はいつも思うのです。自分の発する言葉や書く言葉の姿が、色や形で見ることができたらいいのに……と。
自分の内から出てくる言霊の姿は、どのようなものでしょうか?

温かい色をしているのか、冷たい色をしているのか。
相手の心が柔らかく受け止められる形なのか、トゲを持って突き刺さるような形なのか。

目には見えないものだから、遣い方が乱雑になってしまうことも多いのかもしれませんよね。
自分が投げかけられてうれしい言葉を、人にも選んで遣うことが、相手の心を穏やかにすることに繋がるものかもしれません。

 

明るい世の中を作るために必要なことのすべては、きっとお互いの思いやりなのでしょう。

 

おみくじ日記④ すべてを無駄なく生かす

 

 

 

 

 

 

 

この世には、使いきれないほどのお金を持っていても、なぜか心は満たされず、幸せそうには思えない人もいるものです。
お金以外でも、同じことが言えるかもしれません。

 

人は「自分の持ち物」――お金はもちろん、自分の才能や能力、人との繋がりや財産などのすべて――を「どのように遣うことができるか」ということで、幸福に生きられるかどうかが決まるような気がします。
すべてのものを生かすも殺すも、自分の器次第なのかもしれません。

 

そこで、このおみくじが教えてくれているように、どんなものにも神様から授かった「魂」「心」「力」が宿っていると考えれば……。それらを粗末に扱うことが、どれほど罪深く罰当たりなことか、気づくことができるのではないでしょうか。

 

どうすれば、あらゆるものを「無駄なく、生き生きと働かせること」ができるのか。それが考えられる人は、きっと多くの人や物を良い方向へと導いてゆけるような、立派な人になれることでしょう。

 

おみくじ日記⑤ 希望の芽を育てる

 

 

 

 

私たちは今いる時代や置かれた場所に対してなど、何かと嫌なところを見つけては「不満」や「文句」を述べることに長けている生き物かもしれません。
でも、「枯れた土からでも芽が出ることもある」とおみくじが教えてくれるように、大切なのは自らの心の中の「希望」の力なのではないでしょうか。

 

私は、よく「蓮の花」を思い浮かべることがあります。
一見すれば泥まみれの濁った水の中にありながら、すっと水面まで延びた茎が咲かせる蓮は、信じられないほど美しく穢れのない白や桃色の花を咲かせてくれます。

私はそんな姿を目にするたびに、この世の中がどれほど荒れていて泥まみれのように思える場所だとしても、自分の心次第で気高く生きることはできるに違いない……と、勇気を思い出すのです。

 

今、自分にできることの中から、神様が応援してくださるような正しいことを、希望を捨てずに続けていくこと――。自分の人生で「美しい花」を咲かせられる人は、それを繰り返しているに違いありません。

 

「神様は、必ず正しい者に御味方下さる」という言葉を胸に抱きしめるだけでも、不思議と力が湧いてくる気がしませんか?

 

世の中や他人に振り回されないために

 

 

 

 

今回も、おみくじの言葉をそのまま掲載し、私が出会った中でも印象的な神様からのメッセージを5つご紹介させていただきました。
どの言葉を改めて読み返してみても、そのときの世の中の状況や、身の回りで起きていることなどに寄り添ってくれているように思えて、澄んだ気持ちになれるのが不思議なものです。

 

皆様の心には、どのように感じられたでしょうか?
その日その日を生きるだけでも一生懸命な私たちが、自らの心や生き方についてゆっくりと考える時間は、なかなか無いものかもしれません。
でも、ほんの少しでも「本当の意味で幸せに生きる」とはどういうことなのか……、おみくじを通じて心に問いかけてみていただけたらと思います。

 

ここでご紹介した言葉はもちろんですが、お一人おひとりが神社で引いたおみくじにも、素晴らしい出会いがあることを祈っております。

 

平日はフリーライター、休日に巫女としてご奉仕。
神社・神道・生き方・心理学・自己分析・心について記事を執筆。
すべての人が前向きに、自分らしく生きるために大切なことを伝えている。
巫女ライターとしては、「書くこと」を通じて神様へのご奉仕を形にすべく、神道・神社・神様の心の本質を伝えることを使命とする。

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